ContextCapture Editor

ブレークラインの判別

ブレークラインは、地形モデルにおける重要な切れ目を表し、通常は尾根、道路のエッジ、溝、その他の線図形フィーチャに存在します。「スマートスナップ」ツールを使用すると、限られた範囲内で点の最高値または最低値を判断し、MicroStationツール内でその点をフィーチャの配置に利用できます。

適切な点を選択するには、対象領域の外周付近にある点のみを含めるように、スマートスナップの直径を設定します。舗道の端の場合、溝や歩道など付近のフィーチャが除外されるように、十分に小さい直径を設定します。ポインタが上から点を抽出するように、軸をZ軸に設定します。植生など、まったく異なる高さに隣接する点がある場合を除き、「高さ」設定はそれほど重要ではありません。高さを減らすと評価される点の量が減少するため、処理が高速化されます。

スマートスナップをオンにして、配置用のMicroStationツールを選択します。カーソルを移動すると、設定に応じてスマートスナップによって適切な点が選択されます。

この場合、スマートスナップはカーソルから離れた点を選択しています。検索範囲内でこの点が最低点と判断されたためです。データ点としてその点が選択され、線分の終点が描画されます。

ビジュアルエクスプローラをスマートスナップと組み合わせて使用すると、リアルタイムで品質評価を実行でき、たとえばノイズで発生した誤った点を識別することができます。次の例では、ビジュアルエクスプローラが断面モードで使用されています。断面内の点は、リアルタイムで白色に変更されます。